ニコスタwikiの記事が、zoome版を含めた一連の修正の発端。
Premiere Elementsでも60fpsタイムラインでの編集が可能であることを知ったから。
(プロジェクトプリセット追加と変更について の記事参照)
wikiの改造プリセットを試したところ、PE7ではプリレンダができなくなったり表示が異常になったり、
残念ながら一部の機能が動作不良となってしまった。
が、.prel や .prpreset ファイルの中身は単なるXMLということで、wiki記事のように値で検索しなくとも
修正対象となるタグと要素の推定は容易。
編集タイムラインの60fps化だけならば、修正箇所はほぼ特定できた。
PE7デフォルトのものから独自に修正した .prpreset ファイルや .prel ファイルでは、今のところ
問題は起きていない。
30fpsでは、ある調整ポイントを1フレーム前後どちらに合わせてもシンクロが合わずに
微妙なズレを感じる箇所が割とよくある。 それが、60fps編集で間のフレームを採ることで、
違和感を生じさせる部分がある程度は解消できるようになった。
他にも、目印の音の性質の違いによってタイミング合わせも微妙な色の違いを出せる。
目印の音の性質、例えば擦過音なのか、破裂音や打撃音なのかで調整する位置を変える。
1/60フレームなんて意味ないだろ、と仰る御仁は、もっと自分の耳目を信用すべし。
1/60フレームの違いは全員が知覚できている、と個人的には思っている。
それを違和感を伴うズレとして扱うか否かの基準が、人によって、また場合によって違うだけ。
結局感じないことになるのなら知覚とは謂わないんじゃないか、という議論は、面倒なのでパス。
60fps化に伴う修正以外で大きい変更といえば、非アイマス成分のイメージ映像部分を縮小して
黒枠内に収めるようにしたこと。
理由はだいたい次の通り。
・3:35-3:36の右バックライトの光芒と、クロスフェード後の「天使の梯子」を重ねたかった
・ダンス部分との区別をつける
・縮小することで元素材の画質の悪さを目立たなくする
・黒の単色部分を増やして、浮いたビットレートを他へ融通する
後は振付の微調整。
動きの変化は音に合わせる、その掟が守れていなかった部分が多かったので。
バストアップ時の瞼の開閉や視線の変化のタイミング、その他いろいろ。
シンクロは、常にそこにあって欲しいもの。
映像内の要素は、極力、何がしかの音と同期して存在させたい。
当然、広義のシンクロとは、ダンス振付のみならず、あらゆる要素をも含むものだと思うが、
この動画では他のものがないので、ダンスの1つ1つの動きやカメラワークで合わせる。
が。
時間が経過してから見ると、まだまだシンクロの微妙なところが随所に残っているあたり、
いかにも未熟者らしい。
まだまだだね。
振付に関しては、いろいろな方からご意見を頂戴致しました。
緩やかなダンスの中で急に速い振付が出現するので、違和感を感じる、と。
根本から振付を選び直すかどうかかなり悩んだ末、結局、微調整のみで元のまま。
4拍子振付の1動作を基本3拍に充てるため、3拍子では動作が緩やかになることが多い。
そのときに余った一連の動作群を曲の適当なところで「皺寄せ」することで、振付の尺を詰めると同時に、
ダンスのメリハリにする。
まあ、これは尺の違うものを合わせようとするのだから、何も3拍子に限った話ではなく、
ごくアタリマエのことか。
急激な動作密度の変化をメリハリと考えるか、緩やかな雰囲気をぶち壊すと受け取るか。
最終的には視る人次第、と言ってしまえばそれまで。
ただ、他の方々の振付で緩急が著しく唐突に変化する例をあまり見かけないということは、
やはり動きを急変させることは好意的には受け取られ難い、ということを示している。
分かっちゃいるけど、やめられない。
別な言い方をするなら、もし「メリハリ」に拘りたいのであれば、違和感を感じさせないような
ダンス選びと振付構成のセンスが必要ということ。
実はこの一朝一夕にはどうにもならないセンスという要求事項が、まだまだそれに乏しい
自分にとって一番辛く、また難しいのだが。