いつものように、ブログ1ヶ月放置広告に急かされてからの問わず語り。
しかし、誰も見てない前提で誰かに見られる前提の文を書くってどうなんだ。
PCゲーム 『メカミミ』 OP。
作者コメントの伏せた部分が核心ネタバレになるので、ゲームをこれから買う人や
これから攻略する予定の人はご覧にならない方がy
・・・って、ここに書いても意味ないな。
流行りの要素や謎の技術などは一切なし。
いつものように、切り貼りするだけ。
飯に梅干を載せて出すようなもんだ。
いや、梅干のように目立つ添え物はないか。
ゴマ塩に訂正。
■シンクロ調整
個人的最優先事項。
4拍子曲に4拍子の振付だから調整ポイントは3拍子の時より少なくはなる。
が、かと言って調整を怠れば微妙な違和感が残ってしまうのは言うまでもない。
今回はほとんど組み替えがないとはいえ、元々違う曲のための振付なのだから。
それでも、一部を除いて、一挙手一投足の調整までは要らない。
小節ごとでも十分。
特に細かい調整した部分をいくつか。

00:17-00:18近傍の手の動きの静止時間を延長。
短い静止でも悪くはないが、自分はきっちり停止してメリハリをはっきりさせた方が好き。
ただし静止画にすると、この場合は動きが死んでしまうので、あくまで低速調整で。

00:21-00:24あたりの爪先のステップを調整。
千早の場合、迷走Mindのここのステップは、元々弱拍でズレていてきちんと踏まれていない。
音声波形に忠実に合わせればよいというものでもないが、合わせた方がスッキリする。
それに。
有名なPなら、多少のズレでも演出と受け取ってもらえたり良シンクロと大絶賛されたりするが、
同じことを底辺がやれば、ズレが素材の元々のものであっても、「合ってない」とバッサリ斬られるだけ。
未熟者ほど基本を大事にせねばならない、といったところか。

00:25-00:27附近。
迷走Mindでもplatinumでも、ここは「見得を切る」部分であるのは同様だが、音の配置が違う。
さすがに看過できない不整合となるので、原鉱版でも一応粗くは調整してあったが、再度微調整。
併せて、抜き素材とエフェクトで映像を補強してみた。

01:53-01:54附近。
締めのポーズをギターのスクラッチに合わせる。
照明の色が赤変するタイミングが首の動きよりも稍早いので、位置決めで若干迷った。
ちなみに、ダンス側も曲の側も、BPMの値は調べないし、また数字を知る必要がない。
アイマス公式曲のBPMの一覧表なるものを以前教わったことがあるが、今は使っていない。
結局は、目で見て合っているか合っていないか、が全て。
■演出
制作中の別作品のための演出を、予行演習ついでに使ってしまった。
融合する設定が同じだったので。

構図よくないな・・・
まあ、懲りずにまたもう一度同じことをやるでしょう。
■単純作業
ズームブラーってかっこいいよね。

しかし使い所が限られる訳で。
どアップ時の附加効果にも使おうかと思ったが、ピンボケの代用にしては印象が強すぎる。
よろしい、ならば地道にブラーを設定だ。
センスもAEのようなツールも持ち合わせない最底辺Pゆえ、他にいい方法を知らない。
2~15程度に画面をパーツ分割して部分ごとに段階的にブラー強度を設定。
16点ガベージマットを5000ばかり決定するだけの単純作業。

はじめは手の甲のみにピントが合った状態。

手の甲と人差し指のみにピント。

手の甲から目にもピントを合わせて、

目と眉だけにピントを残して手はピンボケに。
これだけで1ヶ月かけて仕込んでも、誰も気付かないという現実。
そもそも視てくださる方々が少ないから仕方ない。
作った本人だけの自己満足の世界。
■その他
00:13-00:15附近の羽の舞。
位置・倍率と速度を変えて3パターン、計8層重ね。

実は、後ろのスクリーンの中にも舞わせている。

勿論、スクリーンの中のスクリーンにも。
ミラーボールのレンズフレアも自己満足。

位置を1フレームごとに細かく不規則に揺らし、レンズ種類も位置によって変化させてみた。
それっぽい雰囲気が出せているだろうか・・・
動画のちょうど半分あたりのトランジション。

元のOP映像を使用して、ルミナンスキーで抜いてチャンネルミキサーで色を調整しただけ。
表示タイミングまで同じ。
不透明度は72~90%にして、完全に不透明化するのは避けた。
ダンスが全編に亙って連続であることをここで隠したくなかったから。
ノーマルPV風のMADの場合、シンクロも確かに大事なのだが、ダンスというものは
振付が連続していて実際に踊れることが重要。
どちらの要素が欠けても踊れないはずだ。
振付に拘っても無意味なのは分かっている。
今、ニコマスの大多数の視聴者が作品に求めているものは、これまで見たことがないような
演出表現や映像効果なのであって、見慣れたノーマルPVの切り貼りではない。
・・・脱線した。
最底辺生活が長いせいか、どうしても愚痴やら戯言やらが多くなる。
今まで、映像加工に手間隙かけるということを、自分はあまりやってこなかった。
皆が普通にやっていることをだ。
時間をかけたから良いものになるとは限らないが、労力を惜しんではいいものはできない。
少なくとも粗製濫造で人の心に残る作品はできない、というアタリマエの話。
これも肝に銘じておくとしよう。